生育ステージ
知る・楽しむ
じゃがいもは、植え付けてから約3~4か月で収穫できる作物です。
今回は、北海道での栽培を例にして植え付けから収穫まで
一緒にたどってみましょう。
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植付期(4月)
じゃがいもの植付は、畑の土の温度が10℃以上になってから行います。また、畑の土の水分が多すぎると、じゃがいもの収量が下がるといわれているので、農家の皆さんは、天候や気温を気にしながら、じゃがいもの植付時期を見定めています。
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萌芽期(5月)
じゃがいもを植付けてから約3週間で、じゃがいもの芽が地上から顔をだします。芽の成長のためには、平均気温が10℃以上になっていることが必要なため、植付時には、この点も考えながら植付を行います。
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着蕾期(5月~6月)
茎に蕾がつくことを”着蕾(ちゃくらい)”といいます。
皆さんご存じの男しゃくいもなど、実は品種によって、蕾がつきにくいものもあります。
この時期になると、株の中心から新しい葉が次々と生まれます。
これらの葉は太陽からの光を受けて、栄養をたくさん作っていきます。 -
開花期(7月)
じゃがいもの花の色は、白色・赤紫色・青紫色だったり、花の形は、星形・五角形など、品種によって異なります。
この時期になると、土の中ではじゃがいもがすくすくと成長しています。 -
黄変期(8月〜9月)
葉や茎が栄養を作るという役目を終え、黄色く枯れ始めていきます。
地上からの栄養の供給がなくなるため、土の中のじゃがいもの成長はとまり、じゃがいもの皮がしっかりしてきます。また、栄養の受け渡しをしていたストロンも役目を終え枯れるため、じゃがいもがストロンから離れやすくなります。 -
収穫期(9月~10月)
いよいよ収穫です。じゃがいもの収穫時は、晴れの日が続いているのが望ましく、じゃがいもの表面が乾いていることで、じゃがいもの表面に付着する疫病菌を防除する役目を果たしてくれます。
そのため、収穫の時期になると、カルビーポテトの従業員や農家さんは、毎日のお天気に一喜一憂します。