2万から1~2品種に絞り込み
カルビーポテトには馬鈴薯研究所という組織があり、そこでは、じゃがいもの新しい品種開発も手掛けています。
じゃがいも栽培は、基本的に一年に一回。つまり、新しく交配した品種がどう生育するかを確認できるチャンスは、一年に一度ということです。
契約農家さんの圃場(畑)をお借りして試験栽培していますが、ここで栽培される品種の数は、およそ2万におよびます。ちょうど、収穫時期を迎え、馬鈴薯研究所のスタッフが総出で、育った各品種を丁寧に収穫しています(=写真)。
この約2万の新たに交配した品種の中から、ほぼ10年越しという時間を掛けて1~2品種に絞り、さらに、公的機関による数年にわたる試験栽培を経て、十数年がかりでようやく新しい品種が生まれ、契約農家さんの元へと送り出されることになります。
食べておいしいポテトチップスづくりの基本の一つには、こうした息の長いじゃがいもの品種開発という取り組みが欠かせないのです。
担当I